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低分子デリバリープラットフォームのご紹介

プラットフォームのご紹介:低分子のデリバリー

Croda Pharma事業には、低分子のデリバリー、タンパク質のデリバリー、核酸のデリバリー、アジュバントシステムという4つのプラットフォームがあります。今後ブログで順番にご紹介します。

このブログでは、クローダの低分子デリバリープラットフォームと、ソリューションについてご案内します。今後の記事で各プラットフォームについて掘り下げていきます。

クローダの低分子デリバリープラットフォーム

クローダが提供する低分子デリバリー製品は、高純度のSuper Refined™高度精製医薬品添加剤を通じて製剤上の課題に取り組み、ドラッグデリバリーを向上させることに重点を置いています。

長年にわたり、高純度の可溶化剤、溶剤、乳化剤、軟化剤、粘度調整剤、浸透促進剤、界面活性剤といったさまざまな製品を通じて、安定性を向上させることを強みとしてきました。

低分子医薬品は製薬業界の土台であり、低分子量(1000ダルトン未満)の有機化合物と定義されます1。これらの薬剤には、一般的に経口投与で細胞内の標的に到達可能であること、その分布が調整される可能性があることなど、いくつかのメリットがあります2。低分子医薬品の溶解性と安定性が依然として課題である中、我々は革新と処方開発に取り組んでいます。

クローダの製品ポートフォリオと顧客本位のサービスの両面についてご説明します。

クローダの低分子デリバリープラットフォームが優れている理由

クローダの低分子デリバリープラットフォームでは、処方箋薬、OTC、動物向けの市場にサービスを提供しています。技術的・製造的専門知識と組み合わせた上でお客様のニーズに注目し、革新的な製剤をお届けします。もうひとつの特長は、製剤開発をサポートする分析技術であり、お客様の製品と製剤設計のニーズにお応えします。

クローダは低分子ドラッグデリバリー用医薬品添加剤ソリューションに関して、100年近い豊富な経験を持つイノベーターです。

クローダの低分子デリバリープラットフォームの活用について

我々は、さまざまな投与経路と、ソフトジェル、経皮吸収剤、クリーム、ローション、ゲル、低分子といった非経口のさまざまな剤形をサポートしています。油、PEG、ポリソルベート、界面活性剤といった、幅広い製品ポートフォリオを通じて、お客様の製剤設計上の課題を解決します。

具体的な製剤設計上の課題についてCroda Pharmaがサポート致します。

低分子、高感度のAPIで製剤化

クローダのSuper Refined™シリーズは、反応性の高いAPIのデリバリーにおいて以下のようなメリットをもたらします。

  • APIの劣化を最小限に抑制
  • 製剤の安定性が向上
  • 酸化電位の低減
  • 不純物を低減
  • アレルギーの可能性と感受性を低減し、患者様の快適性が向上

 

低分子医薬品の製剤改良

APIの安定性を確保することは、低分子医薬品の製剤開発における重要な要素です。クローダのSuper Refined™ GTCCは製剤の安定性の問題に対応できます。Super Refined™ GTCCは、ビタミンD3の加速安定性試験で、60℃で6週間保存した後、本製品は一貫して89%超のAPI回収率を示しました。この性能に加えて、クローダのSuper Refined™シリーズではバッチ間の一貫性が示されており、毎回、信頼性の高い製品を生産することができます。

低分子医薬品の製剤設計に対応する製品について、お問合せ下さい。

ページの下にある「お問い合わせフォーム」から気軽にお問い合わせください。
低分子デリバリー croda pharma

低分子のデリバリー

高純度で複数の公定書に収載された、低分子ドラッグデリバリー用の医薬品医薬品添加剤を提供しています。クローダの高純度医薬品添加剤製品および特殊化学製品の製品群は、処方上の課題を解決し、さまざまな投与経路や剤形におけるドラッグデリバリーを向上させます。

スーパー精製賦形剤のイメージ

Super Refined™高度精製医薬品添加剤

クローダは、医薬品開発研究者や医薬品製剤設計者が直面するさまざまなニーズや課題に応えるため、多種多様な化学物質を提供しています。溶液中の薬物の安定化から、そのデリバリーの改善、さらには最終製品の適切な官能特性の達成まで、シームレスな製剤化と製品の市場投入に必要なあらゆるものがそろっています。

お問い合わせ

製品に関するご質問、技術的なご要望、アカウントに関するお問い合わせ、またはその他のお問い合わせについて、下記のフォームにご記入ください。内容確認後、クローダよりご連絡致します。

1. Govardhanagiri, S., Bethi, S. and Nagaraju, G.P. (2019) “Small molecules and pancreatic cancer trials and troubles,” Breaking Tolerance to Pancreatic Cancer Unresponsiveness to Chemotherapy, pp. 117–131. 以下で閲覧可能:https://doi.org/10.1016/b978-0-12-817661-0.00008-1.
2. Samanen, J. (2013) “Similarities and differences in the discovery and use of biopharmaceuticals and small-molecule chemotherapeutics,” Introduction to Biological and Small Molecule Drug Research and Development, pp. 161–203. 以下で閲覧可能:https://doi.org/10.1016/b978-0-12-397176-0.00005-4.