3D(6-acyl)-PHAD™ (MPLA Analogue)

免疫刺激作用を有し高度精製された3D(6-アシル)-PHADは、TLR4を活性化して炎症促進性サイトカインおよびT細胞を誘導します。

3D(6-アシル)-PHADは、モノホスホリルリピドA(MPLA)の合成構造類似体で、元々はSalmonella minnesotaに由来しています。

PHAD製品群の一部である3D(6-アシル)-PHADは、ヘキサペプチドをリン酸ピリドキサール基および脂肪酸鎖で修飾した独自の化学構造を有しています。

MPLAと同様に、樹状細胞やマクロファージなどの免疫細胞を活性化することによって免疫系を刺激する作用があることが研究で明らかになっています。これらの細胞は抗原を処理して他の免疫細胞に提示するために重要であり、これらの細胞の活性化は免疫応答を増強する作用があります。

3D(6-アシル)-PHADは、アジュバントシステムにとって重要な利点を有しています。様々な病原体からの抗原と組み合わせることで強力な免疫刺激作用を示します。特に、抗体応答を増強し、細胞性のTh1型免疫応答を誘導することができます。これにより、ワクチン開発における有望なアジュバント候補とされています。

現在、3D(6-アシル)-PHADは、腎細胞癌、ヒトパピローマウイルスおよびB型肝炎ウイルスに対するワクチンの研究に使用されています。ご用途にあった免疫賦活剤のご提案を致します。3D(6-acyl)-PHADについての詳細はお問合せ下さい。

PHAD群の製品を特定の用途や配合で使用する場合、第三者の特許によって保護されている可能性があります。使用者は、当該製品群の使用に際し、第三者の特許権等の知的財産権を侵害しないことを確認し、実施の自由(FTO)に関する法的な評価を行う責任を有します。